ヒアルロン酸注射の料金体系
ヒアルロン酸注射の主な料金体系には「買い取り制」、
「量り売り制」そしてどちらにも該当しない「注入箇所数」の
3種類があります。
これらの料金体系はヒアルロン酸注射にかかる費用だけでなく
安全性の面においても関係してくる場合がありますので、治療を
受ける医院・クリニックを選ぶ際には注意が必要です。
買い取り制
買い取り制とはヒアルロン酸注射に使用する
ヒアルロン酸製剤を1本単位で買い取り、それに対する
料金を支払う方式です。
この方式の場合、注射に使用するヒアルロン酸が
たとえ少量だったとしても開封したヒアルロン製剤
1本を買い取らなければならないため1回当たりの
処置費用は高くなります。
買い取るのであれば、そのヒアルロン酸を保管しておいて
次のヒアルロン酸注射に使ってもらえないのか?と考える
方がいるかもしれませんが、一度開封してしまったヒアルロン
酸製剤は保存が効くものではありませんのでお酒のボトル
キープのような使い方は不可能です。
そのため、美容外科・クリニックによっては
1本買い取り制の場合、余ったヒアルロン酸を
好きな部位に注射してくれるところもあります。
量り売り制
量り売り制とはヒアルロン酸注射に使用する
ヒアルロン酸製剤の使用した量によって料金を
決める方式です。
この方式の場合、買い取り制に比べて
1回当たりの処置費用は安く済むことが多いです。
しかし、量り売り方式では1本の注射筒(シリンジ)内の薬剤を
数人の患者へ使い回すことになりますので交叉感染による
肝炎やエイズなどの重大な感染症のリスクが生じます。
薬剤を使いまわす際に注射針はどの美容外科・クリニックでも
一人一人交換するでしょうが、それだけでは感染リスクをゼロに
することはできません。
針をさした瞬間に血液が注射筒(シリンジ)内へ逆流する可能性
があり、針だけを交換しても注射筒(シリンジ)内部に前の患者
の血液が残っている可能性があります。
注入箇所数
買い取り制にも量り売り制にも当てはまらない
料金体系として“1ヶ所〇万円”という方式があります。
この料金体系がとられている美容外科・クリニックで
手術を受ける場合は必ず以下の点について説明を受け、
明確にしておいて下さい。
- 新品のヒアルロン酸製剤を使用しているかどうか
- 治療に使用したヒアルロン酸製剤が余った場合はどうするのか
- もし注入に使用するヒアルロン酸製剤が1本で足りなかった場合、
追加料金が発生するのか
感染のリスクを回避するためにどうしても新品の
ヒアルロン酸製剤を使用してもらいたい場合には、
新品であるという説明だけでなく使用するヒアルロン酸製剤を
目の前で開封してもらい、それを注射に使用してもらったほうが
いいでしょう。
カウンセリングの際にその旨を医師に伝えれば、
そのように対応してくれます。
もし、目の前での新品開封を拒否された場合は本当に
新品を使用しているか怪しいので注意が必要です。
以上のように“買い取り制”では料金は高くなるが安全であり、
“量り売り制”では料金が安いが、感染症などのリスクがある
といったメリット・デメリットがそれぞれあります。
ヒアルロン酸注射による美容整形は
プチ整形と呼ばれるように簡単で手軽な整形ですが、
外科手術である以上、そのリスクなどを十分に理解した上で
ご自身に合った治療、美容外科・クリニックをお選び下さい。